「今度のフランツは危険で甘い」。
HTEの澤田氏がこのキャッチフレーズを見て、
コーヒーの広告のコピーみたいだと大ウケして
おりました。確かにあの木版画調の4人の顔、
コレに見えてきませんか?
どうも。フランツの来日が迫ってきて夜も
眠れないほど胸をときめかせているミナエです。
アサクラ氏が表紙の写真を載っけてくれましたが、
みんなHTE最新号は手にとってくれたかな??
額に入れて飾りたいほどかわいいリリーのビッグ
スマイルが目印。HMV、タワレコ、ディスクユニオン、
紀伊国屋、HTEのサイトからの通販で絶賛発売
中です。ぜひぜひ見てくださいね〜
と告知がおわったところで。
今日はここ東京のとあるスポットをこっそり
ご紹介いたします。HTEは海外のカルチャー情報を
温度差なくリアルタイムに日本にお伝えすることが
基本使命ですが、事件は現場で起こっているわけで。
MOTO山さんの言葉を借りると、”respect local
art” ってやつですね。
「音楽を見る」写真家、ジム・マーシャルって
みなさまご存知でしょうか。ロックミュージシャンや
ジャズのミュージシャンを撮るフォトグラファーと
してはかなり有名な方で、1967年のモントレー・
ポップ・フェスティバルや‘69年のウッドストックの
数少ない公認フォトグラファーとして当時の空気を
今に伝える貴重な写真の数々を残しています。
ステージ上のアーティストはもちろんですが、彼の
作品にはバックステージやプライベート?と見まごう
オフショット的なものが多く、あのロック・レジェンド
たちがキメキメのジャケ写やアー写とまた一味違う
顔を見せているのです。常にアーティストと行動を
共にし、アーティストの絶対的な信頼を勝ち得ていた
稀有なフォトグラファーだからこそ切り取れる瞬間
瞬間。
彼の被写体といったらそりゃあもうロックに手を
染めたものなら垂涎ものの豪華メンツ。ビートルズ、
ツェッペリン、ジミヘン、ボブ・ディラン、ジョニー・
キャッシュ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド
etc etc…ストーンズのミック・ジャガーとも親交が
深かったようです。
気難し屋でオレ様キャラだったので有名なマイルス・
デイヴィスでさえ彼のファインダーには屈託のない
笑顔を向けるほど。ここまでで興味のわいたあなた
表紙かっけーー!!
で、そのジム・マーシャルの作品がですよ、なんと
渋谷の隠れ家的バーで、ちゃんとプリントで見れちゃう
んです!!!場所はコチラ↓
渋谷区渋谷1-25-10 のんべい横丁内
Bar and Gallery Amulet-d
03-5467-2777
1坪半の小さなお店が40軒以上ひしめきあう
異空間、『のんべい横丁』の中通り奥のほうに
あるお店です。バーテンさんはアメリカ人の
Bret氏。ここまででびびってはいけません。
勇気をふりしぼってドアをガラガラっと開け、
2階へ行ってみましょう。
壁を彩るジムの作品の数々。ジャニス・ジョプリン
がアマレットのボトルを片手にアンニュイな表情を
うかべる隣には、輪になって微笑むジェファーソン
・エアプレインにカメラガン見のザ・フー。
向かいの壁には若き日のジェフ・ベックとニール・
ヤングが佇み、ちょっと奥まったコーナーには
ボブ・ディランがタイヤを蹴っている有名な作品と
ギターを抱え、目を閉じてタバコをくゆらせた
キース・リチャ−ズが・・。ロフトのような
最上階にはチャック・ベリーとジミヘンの
迫力満点ショットが向かい合わせで火花を
散らすといった具合。
私のお気に入りはこのキースの一枚。
実物の作品を目の前にすると、臨場感がちがいます。
タバコの煙の立ちのぼる感じとか超超リアルで超超
かっこいいです!アサクラ氏が『シャイン・ア・
ライト』のストーンズがしわくちゃなのにかっこいいと
言っていましたが、若き日の彼らはこれまたカッコよい
んですねぇ。バックステージでギターをつまびく、
リラックスした表情のキースがまるでそこにいるかの
ような空気に包まれ、楽屋でデェトしてるみたいな
気分になれますよ。あぁ妄想よ果てしなく・・。
四方八方をロック・レジェンドにかこまれて、
正直お酒がなくてもくらんくらんに酔えます。
が、お酒もおつまみも美味しいですよ。ワインと
ウイスキーのセレクションが秀逸。あと、Bret
の作るブラッディメアリーがおいしいです。
辛いもの好きな方はぜひ。おつまみはBretの
手作りで、生地から作るピザ、アボカドペースト
を手作りタコスチップに乗せて食べるメキシコの
スナック『ワカモレ』などなど小洒落たプレート
が頂けます。さらに、日本語の達者なバーテンの
BretもHTEで紹介している音楽結構聴いている
ので妄想デェトを心ゆくまで楽しんだ後は、下に
降りてBretとお話するのもまた楽しいですよ。
CDやレコード買って、ライブ見に行って、週末
はパーティいってダンスして、お洒落だってしたいし、
アートや映画にも・・・といくらお金があっても
足りないみなさまのこととは思いますが、ロック・
レジェンドたちと過ごす「うっとリッチ」なひととき
なんてのも素敵でしょ?
ちなみに展示作品は購入もできます。
ゼロがいっぱいつきますけど・・。
うぅぅ欲しい!!
- by HTE THE PARTY
- 15:20
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