どうも HTEの酒番長Minaeです。お気に入りの
イヤホンが突然片耳だけ聞こえなくなってへこん
でます。

昨日、「今日はブログ私が書く!」と豪語して
おきながら、ノイズに心地よく包まれ、ビールを
うっかり呑み過ぎ、帰宅してから文章をつづること
ができなかった私。(Satowshe師匠ナイス投稿)

そう、体験してきちゃいました。

Deerhunter/Akron Family @ O-nest

かなり遅くにチケットを手配したのに整理番号が
早かったので勝手に客入りを心配していたのですが、
いやいやどうして。満員御礼、熱気むんむん。

オープニングには、予定になかったAtlas Sound
が飛び入り参戦(・・・っていってもDeerhunterの
ブラッドフォード君のソロプロジェクトよ)。 シンプルな
ギターの弾き語りスタイルにヴォーカルエフェクトで、
ひとりきりなのにやたら完成度の高い不思議な音を
創り上げていました。他人の夢をこっそり覗き見して
いるような、危ういドキドキ感。うたっているときの
ブラッドフォードくんはちょっと神がかっています。

さて、お次は個人的昨夜のヘッドライナー、Akron
Family。まさかの来日ですよ!!正直今回のライブ
参戦はAkronFamilyのためと言っても過言でない
くらい、ずっと見たくて仕方なかった人たち、そして
なぜか周辺の濃い〜音楽ファンからも支持のアツい
アーティストなのです。

タンクトップ×ヒゲ 
ヒゲメガネ×ロン毛
バンダナ×ヒゲ

と基本的に爽やかさ、トキメキ要素ゼロ(失礼!)の
3人組ですが、いろんな楽器を自在に操り、ステージで
踊り、暴れ、吠え、歌うその姿は経験の長い旅の音楽
一座ってな雰囲気で、パフォーマンスがとってもこな
れておりました。

「14日でバッチリ! TOEIC800点講座」とかいうテキスト、
ありますよね。Akron Familyのショウはさしずめ「60分で
バッチリ!アメリカ音楽史」とでも言いましょうか。ルーツ
ミュージックへの深い理解と愛があり、カントリー、フォーク、
ほんのりアイリッシュ、ブルースから70sロックあたりまで、
自由にごちゃまぜ、そのうえシンセもバンバン使いこなし
ちゃって、ノイズギュンギュンのぐわんぐわん、あれ気づい
たら次の曲にうつってたー!なんじゃこりゃー!!!

脳みそ半分くらいふっとばされちゃいました。


さぁ、そして満を持してDeerhunter登場です。
うーん、皆様揃ってひょろ長い!ギターヴォーカルの
ブラッドフォード君がステージ向かって左手、センターに
ベース、右手にギター、というちょっと変わった立ち位置。

Deerhunterがシューゲイザーバンドかどうかという
話はさておき、ふわーっとノイズを出すバンドって、
いかんせん動きが地味ですよね。あの小刻みな手の動き
から、会場の屋根も突き抜けるような轟音とノイズが生ま
れるんだから、エレクトリックギター、あるいはエフェクターっ
てのはすごい。「アンプ」のアンプはアンプリファイアーの略。
増幅器って意味ですが、まさに手から紡ぎだすリフを、メロ
ディをアンプを通して何千何百倍にもパワー増幅して発信!
って感じですよね。

Akron Familyのアクが強すぎたのか(笑)はじめの10分
くらいはやや硬さも見られたものの、前半に"Nothing Ever
Happened"を入れたのは正解。徐々にDeerhunterワールド
が広がってゆきます。ライブはもっと流れまかせかと思っていま
したが、構築的な音の作りをそのまましっかりと、あまり暴走せず
にやっているという印象。ベースが秀逸ですね。ドラムレスでギター
+ヴォーカルまかせな"Microcastle"のイントロなんかもスッと
よりそうように合わせてきて、テンポがあがってくると、きっちりと
リードする。ベースがセンターの立ち位置にいる意味がよくわかり
ます。

なーんて、

途中までまじめぶって見ていましたが、アンコールまでには
すっかり気持ち良く、ノイズに身をゆだね、ふわふわとした心地で、

すっかりビールを飲みすぎました!


そうそう、ブラッドフォード君、すっかり日本がお気に召した
様子。「僕もうオーストラリア(このあとツアーで行く)にも行きたく
ない。ここは最高だよ。誰かおうちに住まわせてくれない?
僕食器も洗えるし、hand job(・・・)もできるよ!」

だそうです。


ではでは、みんな知ってるDeerhunterじゃなく、
これとかこれを貼り付けて今日はおしまい。


昨日の会場の半数がAkron Familyを見にきたに違いない
と信じてやまないMinaeでした。












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